-
101 裸婦 F12 2009年
-
102 無鄰菴 P8 2009年
チャーチル会全国大会で京都に行った折の作品です。折角の機会ですので前泊をし、無鄰菴で描きました。無鄰菴は現在京都市役所で管理しており、中に入って描かせて頂く旨、事前に電話で担当者に許可を頂いておきました。即答ではなく、上司と相談しますとのことで、許可が出るまで数日かかりました。当日はウィークデーで入園者も少なくご迷惑を掛ける事無く描き上がりました。
※学生時代に庭園見学で訪れた時は、庭の管理も行き届いていて見事な庭園に感動しましたが、近年は景石の根じめに植えられているサツキなどの灌木類が伸び過ぎて、景石を隠してしまうような状態で以前の見事さが有りませんでした。訪れた日、庭師さんが作業して居り、その事を話しましたら、「入札制度の関係でどうしてもそうなりがちです。私も以前から刈り込みの高さを気にしておりましたが、今回入札でやっと落札できましたので、以前の様に刈り込みます」との事でした。その後を見ておりませんが、あの親方がやってくれていれば、以前のような行き届いた管理が出来ていると思います。 -
103 糺の杜 F8 2009年
翌日の本大会では下鴨神社「糺の杜」で描きました。他の会員も描いているかと思いましたが、糺の杜を描いたのは私一人でした。蚊取り線香やら防虫スプレーで完全武装した積りでしたがそれでも3時間余りの間に大分やられました。しかしそのお陰で、400名程の参加者の内から十名程の受賞者に入る事が出来ました。その夜は京都ホテルオークラを会場に、チャーチル会京都会員による歓迎会が催されました。祇園芸妓15名程が黒紋付の正装で、おめでたい時に演じる、拍子木を打ち鳴らしながらの「手打」のご披露があり、府知事や市長さんの歓迎の御挨拶もあり大変な盛り上がりとなりました。勿論テーブル毎のお酌には大勢の舞妓さんも加わり御接待をしてくれました。
※第58回チャーチル会全国大会in京都当初は全国から500名以上の会員が参加する予定でしたが、丁度インフルエンザが全国的に蔓延した時期と重なり、100名程の会員が急遽不参加となりました。それでも400名以上の参加者があり、近年に無く大勢が参加した全国大会となりました。 -
104 I嬢 F12 2009年
-
105 想う M15 2009年
-
106 安曇野 P8 2009年
-
107 収穫終えて P8 2009年
-
108 古き忍野 F6 2010年
忍野の御馴染の場所の戦後の古いモノクロ写真が手に入りましたので、それを描いてみました。現在は建て替えられた近代風の建物も当時は藁ぶき屋根で、川岸の樹木も無く、シンプルな雪景色です。
-
109 毛のショール P12 2010年
-
110 孫娘黎香 F4 2010年
正月に孫娘が青森から帰浜した時のスナップ写真から描き起こしました。
※黎香(れいか) 息子が命名した孫娘の名前です。 -
111 せせらぎ公園 F8 2010年
-
112 三渓園の原始蓮 P10 2010年
三渓園でのチャーチル会写生会の作品です。園内には他にももっと良いスケッチポイントが沢山有りますが、勝手知ったる「三渓園」の事、真夏の直射日光が遮れる園の境界近くの木陰に陣取り、蓮池を手前に入れた作品にしました。但し、涼しさとの代償で、蓮の葉を一枚ずつ描くのに苦労しました。
-
113 裸婦 M10 2010年
-
114 ブドウ F4 2009年
-
115 秋の果実 F8 2010年
-
116 真鶴三ッ石 F6 2010年
116・117 エラン会の一泊写生会も箱根、熱海と場所を変えて開催され、真鶴に移っての作品です。風の強い日でしたが、陽射しは十分で、半島の先端にある三石をモチーフにしました。最初の一枚は階段を降りて海岸に出て、低い位置から描きました。午前中で描き上がり、午後からは階段の降り口まで上がり、三石を俯瞰するアングルで描きました。丁度干潮時で、三石までの州浜が綺麗な湾曲をえがいて現われ、強い西風に乗った波がそれにぶつかり白く砕ける、理想的な構図になりました。手前の崖に生えている樹木が目障りかなァと思いましたが、敢えてそれも絵に入れることにしました。後日4号で手前をカットした樹木無しの物を描きましたが、そちらの方がすっきりした感じで良かったようです。(この作品はお嫁入りしました)
※卒業後在籍した会社が神奈川県観光協会から昭和35年早春に受注した工事で、真鶴半島に擬木のベンチを据え付ける仕事がありました。私がその工事の監督になり、職人さんたちと一緒に重いコンクリート製の擬木ベンチを20基ほど海岸まで担ぎ下ろして据え付けました。頑強なものでしたが、岩石等をぶつけられてその後訪れた時にはかなりのものが壊されて無くなっていました。50年も経ちますので全く残ってはいないと思って居りましたら、なんと、階段の降り口の1基が残っており感動モノでした。付近に岩石などが無かったのが幸いしたのでしょう。俯瞰した構図の絵はその残ったベンチの近くが立ち位置です。 -
117 真鶴三ッ石俯瞰 F10 2010年
-
118 大倉山記念館 F8 2011年
-
119 高遠の近郊 F20 2011年
従兄弟が伊那に別荘を造り、ゴールデンウィークにそこを訪れる途中で見かけた高遠近郊の集落の風景です。高遠城址公園の桜はお祭りも終り跡片付けの最中でしたが、ここは標高が高いのかまだ桜が真っ盛りで、静かな佇まいの小さな集落が気に入って描きました。この作品はチャーチル会展に出品した後お嫁入り致しました。
-
120 駒ヶ根水仙の里 P12 2011年